エーロアールニオ
1932年にフィンランド ヘルシンキに生まれ。
エーロ・アールニオ(Eero Aarnio 1932-)はフィンランドのヘルシンキのThe Institute of Industrial Arts で勉強を始め 1962年にエーロ・アールニオ自身のデザインオフィスをオープンし、10年間で2脚の最も有名なイス、ボール・チェア(1963)、パスティルチェア(1967)を作成しました。
エーロ・アールニオの納得いく椅子作りで試行錯誤の上、行き着いたのがボールの形をしたボールチェア(グローブチェア)で、この当時(60年代)相当斬新なデザインだったボール・チェア(1963)は66年のケルン国際家具見本市(ドイツ、ケルン)で絶大な評判をうけ、様々な美術館からパーマネントコレクションのオファーを受けました。
エーロ・サーリネン
ヴェルナー・パントン
アルネ・ヤコブセン
彼の建築業績の中には、オックスフォードのセントキャサリン大学、マートン・カレッジでの仕事、ラディソンのロイヤルホテル、デンマーク銀行、多くの町役場、および他の建築物がある。 彼は多くの優れた椅子と他の家具を設計した。 また、国際的な賞も授与されている。
彼の家具デザインの多くがモダン様式の手本になっている。1952年からのアントチェア、スワンチェアとともにラディソンホテルで設計されたエッグチェアなどである。 彼の最も知られた作品は1955年のセブンチェアであり、500万本以上を販売している。 セブンチェアは、1963年ルイス・モーレイの有名なクリスティーン・キーラーのヌード写真において使用された。以降、セブンチェアは姿勢をデッサンする多くの肖像に使用されている。製造は発表当時から現在までフリッツ・ハンセン社が手がけている。
チャールズ&レイ・イームズ
チャールズ・イームズは1907年、ミズーリ生まれ。ワシントン大学で建築を学び1930年に自身の建築事務所を設立。数多くの建築を手がける。初期のエーロ・サーリネンとのコラボレーションは、モダンデザインの誕生のきっかけをつくった。
一方レイ・イームズは1912年サクラメント生まれ。絵画の勉強を進めアーティストの道を歩んでいたが、1941年、チャールズと結婚。その後は、レイ & チャールズとしての活動が中心となる。
2人はハーマンミラー社のジョージ・ネルソンとともに、現代にも通じる画期的で斬新な多くの家具をデザインしたが、活動はそれだけにとどまらなかった。映画制作、写真、展示デザイン、グラフィックデザインなど、60~70年代のモダンデザインのパイオニアとして活躍した。
ピエールポラン
1927年フランス、パリ生まれ。2009年没。
パリのエコール・カモンド校で家具の伝統を学び、イームズ、サーリネン、ネルソンから多大な影響を受ける。1954年からフランスのトーネット社、オランダのアーティフォート社より家具を発表し、1965年には造形的かつ座り心地も優れたリボンチェア、翌年にはその名の通り"舌"を思わせるタンチェアなど自身の代表作ともなる椅子を発表。その後もそれまでにはないストレッチ素材の布を使って様々な椅子を発表した。1970年には大阪万博において、フランスパビリオンにトリコロールのソファ"アンフィス"を登場させる。1987年国際インダストリアルデザイン賞を受賞、60・70年代のフランスを代表するデザイナーの一人である。